「パスタをゆでていて、目を離した隙に鍋のフチから泡があふれ出した」そんな経験はありませんか?
実は火加減さえ覚えておけば、この吹きこぼれはかなりの確率で防げます。
さらに、家にあるスプーンや菜箸を使うだけの手軽な裏技も存在するんです。
この記事ではパスタが吹きこぼれる原因から、今日からすぐに試せる具体的な防止方法まで、私が実際に試してきた方法を解説します。
- パスタの吹きこぼれ防止の基本
- スプーンや菜箸を使う方法
- なぜ吹きこぼれるのか
パスタの吹きこぼれ防止はスプーンや菜箸が使える
パスタの吹きこぼれ防止には火力調整だけではなく、いろいろな方法があります。それぞれ解説していきます。
- 火力を弱める
- 鍋の底にスプーンを置く
- 鍋の上に菜箸を置く
- 最初の3分間はかき混ぜる
- 油を入れる
- フライパンでゆでる
火力を弱める
まずは基本的なことですが、お鍋にパスタを投入してぼこぼこ沸いてきたらすぐに火力を弱めます。
中火から強めの中火くらいの、大きな泡が発生しない程度の温度を保った状態でゆで続ければ、表示時間どおりできちんとゆであがります。
拍子抜けするほど簡単ですが、それだけに再現性が高いのでまずは沸いてきたら火力を弱めるという基本をおさえておきましょう。
ガス代や電気代の節約にもなりますし吹きこぼれ防止方法は数あれど、何気にいちばん簡単な方法かもしれません。
鍋の底にスプーンを置く

鍋の底にスプーンを置くことで、鍋底で大きな泡を作ることができます。
その泡が水面に上がって潰れる際に、他の泡を潰すことで吹きこぼれを抑えるという理屈です。
泡を「風船」、スプーンを「木の枝」と考えるとわかりやすいと思います。
風船がたくさん上へ飛んでいく途中に木の枝があると、枝にぶつかった風船は割れたり進む向きが変わったりします。
その結果、一気に上まで到達する風船の数が減ります。
パスタをゆでるときも同じで、鍋の中でできた泡がスプーンに当たると泡が割れたり勢いが弱まったりするため、鍋の縁まで泡が盛り上がりにくくなります。
ダイソーなどで売ってるパスタの吹きこぼれ防止グッズも、これと同じ仕組みです。
鍋の上に菜箸を置く
鍋の上に菜箸を置いておくことで、できた泡をつぶさせて吹きこぼれを防ぐという方法です。
うっかり吹きこぼしそうになったときに覚えておくと便利ですよ。
鍋のふちに橋渡しするように置けばOKです。

泡は通常、鍋の中央から一気に上へ盛り上がります。
菜箸があることで泡は左右に分かれたり、流れが乱れたりするため一度に鍋の外へあふれ出しにくくなります。
イメージとしては、人が一斉に出口へ向かうところに柵があると人の流れが分散して混雑しにくくなるのと似ています。
最初の3分間はかき混ぜる
吹きこぼれ防止にはタイミングを見て火力を弱めることが基本ですが、火力を弱めすぎるとパスタがくっついてしまうこともあります。
私も一度、火を弱めすぎて麺同士がくっつきまるで一本の太い麺のようになってしまった苦い経験があります。
それを解消しながら吹きこぼれを防止するために、パスタを投入してから最初の3分間はよくかき混ぜてみてください。
最初の3分さえ乗り切れば、あとは放置していても大丈夫です。
油を入れる
火加減を調整してみたけれど、やっぱりうまくいかなという方はこちらの方法もお試しください。
お湯が沸いたらいつも通り塩を入れて、さらに少量のオリーブオイルを加えてからパスタを入れます。
すると、強火でゆでてもいつもよりボコボコしません。
パスタはイタリア料理なのでオリーブオイルを使いましたが油なら何でもOK。サラダ油でも大丈夫です。
フライパンでゆでる
パスタをゆでるときに発生した泡は、水面に上がって来るまでに隣の泡とどんどん合体します。
水面に出てきたときには、できたときよりも大きなものになっているというわけです。
深さがあって水面までの距離があればあるほど泡は大きくなり、吹きこぼれやすくなります。
フライパンであれば鍋ほど深さがないので泡は大きくなりにくく、その結果ふきこぼれにくくなります。
3人前など家族の分も一度に作る場合は鍋じゃないと入り切らないと思いますが、一人前ならフライパンでも問題なく作れますよ。
ただし底が浅い分、ときどきかき混ぜないと麺がくっついて残念なことになりますので気を付けてくださいね。
パスタの吹きこぼれ防止になる鍋や麺の選び方
ここからはパスタをゆでるときに吹きこぼれが起きる原因と、吹きこぼれづらくなる鍋や麺の選び方も解説します。
- なぜ吹きこぼれが起きる?
- 鍋の深さ
- 乾麺と生パスタ
なぜ吹きこぼれが起きる?
そもそもなぜパスタをゆでるときに吹きこぼれが発生するのでしょうか?
最大の原因はパスタから溶け出すデンプンです。
ゆで始めるとお湯の中にデンプンが少しずつ溶け出し、泡の膜が丈夫になります。
通常であれば、水蒸気の泡は水面で弾けて消えていきますが、デンプンが混ざると泡が壊れにくくなり次々と積み重なっていきます。
そこへ強い火力で発生した大量の水蒸気が加わると、泡はさらに押し上げられやがて鍋の縁を越えて吹きこぼれてしまうのです。
鍋の深さ
パスタをゆでるときは吹きこぼれにくい鍋を選びましょう。
泡は水面までの距離が長いほど大きく成長します。そのため、口が広くて浅めの鍋のほうが実は吹きこぼれにくい傾向にあります。
逆に口が狭くて深さのある鍋は、泡が水面に達するまでに合体を繰り返し大きな泡になりやすいので要注意です。
乾麺と生パスタ
乾麺と生パスタで吹きこぼれやすさは違います。
乾麺は表面のデンプンがゆでる過程で溶け出しやすく、これもとろみとなって泡立ちが起きやすい原因になります。
生パスタはゆで時間が短く、乾麺に比べるとデンプンが出る量も少ないため比較的吹きこぼれにくい傾向があります。
筆者ただし油断は禁物。私も生パスタだからと目を離した隙に吹きこぼれた経験があります。
麺の種類にかかわらず、最初の数分だけは様子を見る癖をつけておくと安心です。
パスタの吹きこぼれ防止はスプーンや菜箸が便利!原因と対策:まとめ
今回解説したパスタの吹きこぼれ防止のポイントを、あらためて整理しておきます。
- 吹きこぼれの原因は、パスタから溶け出すデンプンによる泡立ち
- 基本の鉄則は再沸騰後すぐに中火へ落とすこと
- 鍋の底にスプーンを置いたり鍋の上に菜箸を渡す
- 少量の油やフライパン調理も有効
- 鍋の深さや麺の種類によっても吹きこぼれやすさは変わる
- 万が一吹きこぼれたらまず火を止めてから落ち着いて対処する
火加減の調整に加えて、スプーンや菜箸といった身近な道具を組み合わせれば忙しい日でも慌てずパスタを茹でられるはずです。











